弁護士では司法修習生への給与を貸与制にする改正裁判所法によって11月から司法修習生は借金をしながら勉強することとなった。
会計士に至っては、試験を通っても会計士にはなれないかもしれない。試験合格者の約半数1000人が就職浪人する見込みとのことだ。
会計士も弁護士と同様、試験に合格した段階では見習いとして扱われる。会計士になるためには、監査か財務に関する実務を2年間経験する必要だ。つまり、就職できない限り会計士になることはできない。
双方ともに制度改革の影響を受けた。専門家の人数を増やすために試験を通りやすくした結果の供給過多だ。参入が相次ぎ超過利潤が無くなる低水準での均衡に陥っている。
今後は市場からの退出が相次ぐ。つまり、誰も弁護士、会計士を目指さなくなる。専門家の数を増やすための施策が逆に志望者を減らすのは皮肉だ。
混乱が治まるまでしばらく時間が必要となるだろう。受験者が減り、供給が細り、初めて業界は安定する。受験生の努力が笑われているかのようだ。
これは専門家の供給が不足しているという前提を間違ったための悲劇だ。論点設定をどうして誤ったのか。原因を把握しないとまた同じ失敗を繰り返す。
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